あるところに、青い星がいました。
青い星は、友だちが欲しいなーと思っていました。
ある時、青い星は、自分よりずっと小さいけど美しく光る星を見つけました。
「こっちおいでよ」
おいで…おいで…念じていると、そのきれいに光る星はやがて近づいてきて、青い星の周りをくるくると回るようになったのです。
あるときは真ん丸に、またあるときはまるでにっこり笑ってるみたいに細い光りを放ちながら、小さなきれいな星はくるくると回ります。
青い星と小さな星は友だちになりました。
この青い星と小さな星は、地球とか、月とか呼ばれることもあるのですが、それはまた別のお話。